「投資って難しそう」「損しそうで怖い」
そう感じている方でも、今日お伝えすることは
計算で確かめられる話です。
難しい知識は必要ありません。
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「単利」と「複利」、何が違うの?
お金の増え方には2種類あります。
まずは「単利」。
最初に預けたお金にだけ、毎年利息がつく方法です。
100万円を年利5%で預けた場合、
毎年5万円ずつ増えます。
10年後は150万円。シンプルですね!
次に「複利」。
これは、増えたお金にも利息がつきます。
同じ100万円・年利5%でも、10年後は約162万円。
単利との差は12万円です。
「たった12万?」と思うかもしれません。
でも、30年続けるとどうなるか見てください。
| 年数 | 単利 | 複利 |
|——|——|——|
| 10年後 | 150万円 | 162万円 |
| 20年後 | 200万円 | 265万円 |
| 30年後 | 250万円 | 432万円 |
30年後の差は182万円です!
預けるお金は同じ100万円なのに、です。
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なぜ「早く始める」ほど有利なのか
複利には、面白い特徴があります。
後半になるほど、増え方が加速するのです。
最初の10年(10〜20年目)で増えた金額は約102万円。
でも次の10年(20〜30年目)では約167万円増えます。
同じ10年間なのに、後半は前半より65万円も多く増えます!
25歳から始めた人と、35歳から始めた人。
同じ65歳のときに比べると、差はとても大きくなります。
その差のほとんどは、元のお金の違いではなく
「複利が長く働いた年数の違い」から来ています。
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複利が使える商品・使えない商品
複利の力を活かすには、増えたお金を
そのまま次にも使い続ける仕組みが必要です。
使いやすい方法:
「インデックスファンド」と呼ばれる商品に
コツコツ積み立てていく方法があります。
これは、世界中のたくさんの会社にまとめて
少しずつお金を預けるイメージです。
増えた利益を受け取らず、そのまま自動で
次の運用に回す設定にすることで複利が働きます。
NISAやiDeCoという制度を使うと、
増えた分に税金がかからないので、
複利の効果をそのまま受け取れます。
使いにくい方法:
「毎月分配型」という商品は、
毎月少しずつお金を受け取れる仕組みです。
一見お得に見えますが、受け取った分は
次の運用に使われないため、
複利の連鎖がそこで止まります。
長く続けることを考えると、
受け取らずに増やし続けた方が
最終的な金額は大きくなりやすいです。
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続けるために、気をつけたい3つのこと
複利の力を活かすには、続けることが大前提です。
でも続けられなくなる理由が3つあります。
① 途中で引き出してしまう
生活費が足りなくなって引き出す、
相場が下がって不安になって解約する。
こうなると、複利の連鎖がそこで終わります。
「引き出さなくていいお金」で始めることが、
最初に決めるべきいちばん大事なことです。
② 手数料を気にしない
投資の商品には、預けている間ずっとかかる
手数料(「信託報酬」と言います)があります。
100万円を年利5%で30年運用した場合、
手数料0%なら432万円、手数料1%(実質4%)なら324万円。
その差は108万円です!手数料だけが原因で、これだけ変わります。
同じような商品なら、手数料が安いものを
選ぶのが基本です。
③ 相場が下がると売ってしまう
株の価格は、毎日上がったり下がったりします。
下がったときに「損しそう」と売ってしまうと、
その後に回復して増えるはずだったお金を
受け取れなくなります。
最初に「続けるルール」を決めておいて、
感情ではなくルール通りに動くことが
複利を活かすいちばんのコツです。
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まず、何をすればいい?
複利は「難しい知識」より
「続けられる仕組みを作ること」の方が大事です。
今すぐ確認できることが3つあります。
- 今使っている口座で、増えた利益が
自動で再投資される設定になっているか
- 手数料がいくらかかっているか
(商品名で検索すると「信託報酬」が出てきます)
- NISA口座をまだ持っていないなら、
まずそこから始めるのが現実的な一歩です
今日の「少しの理解」が、10年後・20年後の
結果を変えます。
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※このコンテンツは、金融の知識をわかりやすくお伝えすることを目的としています。特定の商品への投資をすすめるものではありません。投資の判断はご自身でお願いします。
